南九州うたしな旅

4月13日
阿蘇〜幣立神宮〜高千穂エリア

 斉藤さとるさんパフォーマンス会、ダライラマ法王講演会とテンションがあがりっぱなしの状態のまま、南九州への“うたしな旅”へ出発です。(さとるさんは、昨夜、玉名から宮崎・夢見が丘へ向かいました。またね〜)
 ヒロちゃんと家を出て、熊本空港近くのホテルで前日夜に熊本入りした関東のうたしなOさん&Sさんと合流しました。大まかなプランは立てましたが、基本的には“おまかせモード”の旅です。昨年12月の幣立神宮&高千穂日帰りツアーでの“おまかせモード”のすごさを実感した私にとって、このテのうたし旅行は“おまかせ”が一番楽しいことがわかってしまいました。
 最初に向かったのは、走りながら行き先を考えた、世界一のカルデラ地形・阿蘇の火口。火山の噴火によって形成され、数千年前に現在のような地形となった珍しい風景を楽しみながら、クルマは快適に進みます。
(^^)阿蘇のカルデラの成り立ちをお勉強したい方はこちら(阿蘇火山博物館)
 火口は、その日のガス状態によっては入山禁止になりますが、今日は入山OK。ツイてま〜す。
 次に、その筋(どの筋?)の人達にはチョー有名な幣立神宮を訪れました。ちょうど宮司さんもいました。お話しできてツイてま〜す。
 そこで、おもしろいことが。昨年12月に訪れた時、ヒロちゃんは神宮に届いたばかりの絵本を宮司さんから一冊いただきました。(そのエピソードは日記12月13日参照)  今日、参拝していると、前の人がその絵本を買い、宮司さんが「はい、完売」みたいなことを言って、値札プレートを片付けたのです。うひょ〜。12月13日に1冊目をヒロちゃんが、そして、ちょうど4ヵ月後の4月13日、目の前で最後の1冊が。おもしろいタイミングですね〜。いいね〜。「それが何?」ですが・・・(笑)
 さてお次は、今回の旅の3大目的のひとつ。Oさんが十数年来、訪れたかった場所・・・高千穂峡です。ペアになり、手漕ぎボートで新緑の渓谷を楽しみました。それに、手漕ぎ初体験のヒロちゃんには大いに楽しませてもらいました。ありがとう〜ヒロちゃん。でも、「マジ、転覆するかも」と思っちゃいましたよ。(笑) ドッテ〜ンとボートの中でひっくり返っていましたし。そういう状況でも、ヒロちゃんと同乗していたSさんのケラケラとした笑顔はさっすが〜。 ボートから上がってヒロちゃんが一言「ジェッツさん、うまいっすねぇ」→私「そりゃ、私らの世代はデートといえば手漕ぎボートでしょ」(笑) そんな〜♪時代も〜♪あったねと〜♪
 天岩戸神社では天の岩戸を宮司さんに解説してもらいながら神話の世界を堪能し、高千穂神社にも「ありがとう」参拝。
 そして、いよいよ“本日の裏メインイベント”、“秘境の駅”探検です。
 Sさんが、たまたま、旅行前に新聞で全国の駅を紹介した連載記事を読んだらしいのです。ちょうど、高千穂鉄道に“秘境の駅”があるという記事だったそうです。で、今夜の目的地への到着時間はかなり遅れていましたが、ちょいと寄り道して、探検することにしました。
 国道をはずれ、道はV字谷地形をどんどん降りていきます。地図に駅は載っていますが、そこへ行く道がわかりません。そりゃ、“秘境の駅”ですから、お手軽に行けるところではありません。しかも、綿密な下調べもせず、「なんとかなるさぁ」方式です。(笑) 谷の途中で、まず、通りがかりの人に道を尋ねました。わかったつもりで、谷をどんどん降り、クルマを走らせ、このあたりというところまで来ましたが、駅はありません。行ったり来たりするうちに、陽も落ち、だんだん暗くなってきました。すると列車が通過する音が谷に響きました。見上げると遥か上空に鉄橋が見えます。「こんなところを走っているのか!」。ここだと思って、雑草の中をよじ登っても駅へ続く道は見当たりません。Oさんが、営業しているかどうかわかんないようなお店が一件ポツンとあったので、入って行きました。出てきてポツリ「おじいちゃんが、『あの駅は行かんがええ』って言ってた」。ミステリアス度アッ〜プ!どんな駅なんでしょうか?うろうろしていると、今度は、犬と散歩しているおばあちゃんがいたので、尋ねました。「あ〜、あそこから歩いて登っていくのよ」・・・指差す方向へ、クルマを走らせましたが、「どこから登るの?」。見当がつかないところに、おばあちゃんが犬と一緒に走って追いかけてきてくれました。「ここよ、ここ!」「えっ?ここから?」・・・案内看板などありません。雑草が生い茂っているものの、人がひとり歩ける幅の道が斜面を登っていました。「よ〜し、登ろう!」4人はクルマから降り、道なき道を登っていきました。すると、背後から、おばあちゃんの声が・・・「途中の階段は、腐っとるから、落ちんように気をつけてね〜」。ありがとうね>おばあちゃん
 50メートルほど上がったところに、鉄製の階段がありました。確かに、手すりはグラグラし、今にも折れそうなカンジ。床もサビまくっていて、何箇所か踏み抜いた跡がありましたし、足でツンツンとするとプカプカして、全体重をかけると抜けると思われる場所もありました。なかなかスリリングです。真っ暗な中だと、懐中電灯があっても、歩きたくないところです。まだ、陽が落ちて間もないため、十分見えます、よかった〜。ツイてます。そして、階段を上りきったところに、無人の“秘境の駅「影待駅」”が崖にへばりつくようなカンジで私たちを待っていました。
 しばらくの間、列車が通らないので、線路に下りて記念撮影したり、線路に寝ころがったりして遊びました。ホームには「階段は危険ですので、自己責任で」みたいな注意書きもありました。(笑)
 また、ここは、“谷”なので、なんと“こだま”が帰ってくるのです。「ありがとう〜」「ツイてる〜」。地元の人達には、聞きなれないフレーズかもしれませんね。(笑)
 渓流沿いを走る高千穂鉄道のことを、ある人は「空の上を走っているようで、まるで銀河鉄道のようだ」と言ったとか。今度、列車にも乗ってみたいものです。
 ちなみに昼の影待駅の風景はこちら(高千穂鉄道私的応援サイト)
 そんなこんなで、宮崎・国富町の自然農“こころ”の岩切さんのお宅に着いたのは、夜11時ごろでした。遅くなったにもかかわらず、笑顔で出迎えてくれた岩切さん。ちょっとシャイなカンジの笑顔がステキな好青年です。私たちはここに2晩泊めていただきます。お世話になりま〜す。